フロアポンプが絶不調に陥ったので、新しいのを買ったのだよ

自転車用のフロアポンプが、最近実に不調でした。うちのフロアポンプは僕がクロスバイクを買う以前に、ホームセンターで見つけて購入してあったセール品です。たまたま仏式バルブにも対応していたので、そのまま使い続けていたのでした。

このフロアポンプ、仏式バルブに空気を入れる際、


先端を緩めたバルブに、


専用のアダプターをねじ込み、


そこにポンプ側の口を指して固定、空気を送り込むという方式でした。

しかし最近、空気を注入していると、このポンプ側の口のところがアダプターを残して「ボンっ」と勢い良く外れてしまう、という事故が頻繁に発生していました。怪我をするとか実害は無く、単にびっくりするだけなのですけど、いつ抜けるのか、ポンピングしながらドキドキしなくてはならないので、精神衛生上よろしくありませんでした。

そもそも、このフロアポンプに付いている空気圧計は、800kpa までしか目盛りが切られていませんでした。Escape RX3 を購入した際に付いていた Michelin Dynamic Sport 700x28c や、その後履いた Schwarbe Durano 700x25c ならそれで十分だったんですけど、今履いてる Panaracer Race Type D (Evo2) は、推奨空気圧が 630-980kpa です。このポンプでは、その Max まで入れることができないのと同時に、毎度ポンプの最大値である 800kpa までポンピングを繰り返さなければなりませんでした。このことが、ポンプ側の口に必要以上の負荷を与え、劣化を早めたのかもしれませんね。

更に、嫁の Louis Garneau TR1 に空気を注入する際には


バルブが英式なので、この洗濯バサミのようなアダプターを装着して空気を注入するのですが、この洗濯バサミ部分を残して「ボンっ」と抜ける事故も発生するようになってしまい、これはもう、買い替えるしか無いなぁ、ということになったわけです。

ということで新しく買ったのが、Panaracer のスポーツ用アルミフロアポンプ(白)です。


これ。

これの良いところはアダプター無しで仏式/米式バルブに対応しているところで、先端を緩めたバルブに


ぐっと差し込んで


パタンとレバーを倒せば固定され、ポンピング開始できます。

アダプターが無いので、以前のタイプのように圧力負けして抜けてしまう箇所が一つ少なくなりますし、また、アダプターをねじ込む必要がなくなり、手順がシンプルになりました。更に、空気圧計の目盛りは 1,100kpa まで切られ、タイヤの Max である 980kpa まで入れてもまだ余裕があります。すこし余裕を持って使えることで、ポンプも以前のものより長持ちしてくれるかもしれません。

ただし残念なことに、こちらのポンプには嫁の TR1 の英式バルブに対応した、あの洗濯バサミのようなアダプターが付属していません。


なのでこちらの、サギサカの金属製のを買いました。


こんな風に刺して使います。

自分の自転車と嫁の自転車と、一度ずつ使ってみましたが、特に問題なく空気を入れることができました。仏式バルブに抜き差しする場合は、レバーを立てた状態では徐々に空気が抜けてしまうので、そこは素早く作業する必要があります。気を付けるのはそれくらいですかね。英式バルブに対しても、洗濯バサミとの組み合わせで問題なく空気を注入することができました。あと、アルミ製ということでとても軽いです。以前使っていたものがスチール製なので、雲泥の差です。そのかわり倒れ易くはなっているんですが、全体としては取り回しが楽になって、これも嬉しいところですね。

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